ベビーパウダーに含まれるという「タルク」とは一体なんでしょうか。
タルクとは滑石と呼ばれる鉱物のことで、原石を砕いて細かい粉にして使用され、ゴム製品が張り付くのを防いだり、おしろいとして化粧品などに使用されるなど幅広く利用されています。
ところが過去に研究者がベビーパウダー製品を調査した際、製品に含まれているタルクにアスベストの混入が発見されたことがあり、2006年からは含有量0.1%を超えるタルクの製造・使用が禁止されています。
今月元准看護師の女性が、中皮腫を発症したのは医療用ゴム手袋の再利用のために使用した「タルク」に混入していたアスベストを吸い込んだのが原因だとして、労働基準監督署から労災認定を受けていたことがわかりました。
低品質のタルクはアスベストを含有することがあるため、もしかしたら今後もこういった健康被害の報告があるかもしれません。
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